今年転職した人が多いだろうなーと思いつつ、何年か前に転職した人の話を書きます。細かい数字は覚えていなかったり若干意図的に揺らしてたりしますが、そのへんは大雑把に読んでいただければ。
概要
2010.09 前職退職 → 2011.05 現職。でかい企業(電機)→中企業(従業員2000人くらいのはず)。転職したのは29歳か。元々終身所属する気は一切なく「でかい企業で人と金の使い方を見ておこう」というモチベーションによる入社でした。とはいえ実際就職してみると、年々「このままでいいか…」という気分は高まってきます。企業内・業界内の友人とばかり交流していくと、そうなる人は多いのでは?
しかしあるときフレックス制度が無くなって、所属する価値が激減。それをいい機会に昔の計画を思い出し、実行したというだけです。
空白期間
空白期間を置くことは当初から計画にあったので、急ぐことはしませんでした。ほとんど自らの手を動かさずに暮らしていたので、技術者として自分を鍛え直す必要を感じていました。開発部門にしては細部まで触らせてもらっていたはずですが、コードを書くどころかプログラムの設計までも手の届かないところにあり、仕様書まで。と言いつつすごい勢いでゲームもしていたのですが(予想された展開)、時間が長く取れることを生かして、しっかりコーディングしたり、本を読んだり、平日に無料でやっているカンファレンスに行ったり、当時ぽつぽつ出始めた勉強会に行ったり…何とか実装力は取り戻したかなと思います。しかし当時MMOかソシャゲに手を出していたら人生終わっていたかも。
最終的に、7か月半くらい無職でした。半年の予定が若干伸びた理由のひとつは、阪神大震災です。二次以降の面接予定がバタバタとキャンセルになってもうどうなることかと。こんな大きな事件に限らず、もっと細かい事件で伸びたりキャンセルされたりはあるので、生活費ギリギリまで就活するのはやめましょう!
転職前後で変わったこと
精神的に健康になった
大事。前職終盤ではメモ帳を呪いのフレーズで何ページも埋めてたり、上司に電波メール送ってたりしましたから。黒歴史として抹消せねばならぬ。
自分はヤバめになった段階で逃げ出したからよかったけど、周りを見ていたら、人間意外と、色々な原因で壊れるものですね。学生のときにはまったく想像もしなかった。
働くのが楽しい
大事。「趣味を仕事にしてはいけない」なんて話が時折Twitterや人気ブログエントリとして流れてくるけど、好きなもの・詳しいものを扱った方が楽しいに決まっています。失敗談や攻撃的な話題はみんな喜んで広めるのに対し、平穏な話は広まらない、あるいはそもそも書かないのかなあ。
正社員化周りの話
契約更新され続けたのちに、少し前に正社員になりました。このとき、いくつか収入面で罠があります。みんな気を付けてね!- ボーナス1回分損する
- 年収が下がっている可能性がある
最後に
特に一般化せず、自分の経験を書きました。就業関係って、絶対一人の活動で十分にカバーしきれるものではないので、割り切って一例として残す以外ないかなと思いまして。何か参考になれば幸いでございます。転職 Advent Calendar 2016
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