技術系の同人誌と、一般的なアニメ・マンガ・ゲーム等の同人誌との違いを考えつつ、技術系同人誌の目指すところって何だろうな?と考えたことがあったので、それをまとめてみました。
一般的な同人誌
ここで一般的と称するのは、コミケ(コミックマーケット)をはじめとした大手の即売会で大半を占める、漫画・小説・イラスト集・グッズ・ゲーム・音楽などを指すことにします。これらは、唯一無二のコンテンツであることが基本です。一次創作はもちろんのこと、同じキャラクターを題材に描いたイラストでも、同じゲームを元にしたifシナリオ小説でも、同じ音楽をもとにした二次創作音楽でも…制作者が違えばまったく違う価値を持ちます。仮にネタが多少被ったとしても、問題になることはそうそうありません。
技術系の同人誌
一方、技術系の同人誌、特にソフトウェアの場合、独自技術を発表する人はレアです。結構な割合で「○○やってみた」と「○○解説した」なのではないかと思います。○○は既存のソフトウェアだったり、Webサービスだったり、プログラム言語だったり、アルゴリズムだったり…。その○○をテーマにした同人誌を作るとなると、同人誌という制作・頒布形態であっても、一般的なものとは全然違ってきますね。公開情報がたくさんあるテーマなので、技術系同人誌に手を出した当初は方針に困ったものです。あれこれ考えて、では技術系なら、そして商業誌やWeb上の情報とできるだけ違う方向を目指すならどうなるだろうかと、整理したのが以下の項目です。これから執筆活動を始めてみようかという人や、迷いのある人の参考になればと…。
- 新鮮味:生まれたてで情報量のまだ少ないものや、時事ネタをテーマにする
- 面白み:面白いことをやって面白くまとめる、要文才 or 画才
- 伝え方:学習しづらい or 誤解されがちなものの解説
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