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2013年4月28日日曜日

F#アプリケーションを新規作成するためのテンプレート集

Visual StudioでF#を扱う場合、プロジェクトとして選択できるのは「F# Library」と「F# Tutorial」だけです。

以前、F#談話室(2)において、はじめてのF#入門コースとしてWindows Formを使ったアプリケーションを作る際には、Tutorialを改造して作り始める、ということをしていました。(記事→F#談話室(2) に参加してきた)

Microsoftのテンプレートギャラリーにある、F# Applications Windowsという拡張を入れると、新規作成でアプリケーションを作りやすくなるテンプレートがいくつかインストールされます。おそらくMicrosoft公式のものではないけれども、作者の所属がMicrosoft UKらしいので、どこぞの学生が適当に作ったレベルでもなさそうです。


F#Windows App (WinForms)

昔ながらのWindows Formを使うアプリのテンプレートです。
こんな感じの最低限のフォームが出ます。ラベルが1つある以外は何も機能はありません。
フォーム定義はMainFormfsにまとまっていて、ClientSize等のプロパティへの値代入と、ハンドラの定義のサンプルが多少書かれています。

F#Windows App (WPF)


Windows Formと似たような構成のWPF版。クリックすると文字が変わります。つまり、中央のコントロールのTextプロパティ変更と、ハンドラ追加のサンプルが最低限書いてあります。

F# Console App

コンソールアプリです。ただこれは、個人的にはあまり好きではありません。Argumentsという引数処理用の、おそらくテンプレート作者が書いた独自仕様のmodule(Argument.fs)が組み込まれていて、プロジェクトのテンプレートとしてはやや冗長です。
しかも、初期状態ではプロジェクトから「開始」を押してもちゃんと走らない。ソースコード中で「Required」と指定している第一引数がないのですぐ死んでいるのですが、ここはコンソールの窓に普通にHello Worldでも出して欲しかった。

雑感

入門向け勉強会やハッカソン、あるいは自分用の単純なGUIを作る際のベースとしては、良い感じではないでしょうか。

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